昭和30年にこの地で創業以来、早いもので半世紀の時を重ねてまいりました。これもひとえに皆様からのご厚情の賜物を深く感謝しております。
　創業の頃はまだ県内でもバキュームカーがめずらしく、当時小さな三輪作業車１からスタートいたしました。しかしその頃の便槽の屎尿は、田畑の貴重な肥料であり、ほとんどの家庭が農地還元をしていたため、バキューム車の需要もごくわずかな状況だったようです。そのため仕事の依頼があれば、遠くは長野県篠ノ井周辺まで出掛けて行ったと聞き及んでおります。
　この地で生まれ育った会社でありながら、社名に「信越」の文字が入っているのは、この様な起源なのだそうです。
　時代の流れと共にトイレは次第に水洗化へと移行し、私共の仕事もそれに伴い変化をしてまいりました。弊社のロゴマークも清らかな水の雫と信越の「Ｓ」を美しい川の流れに見立てデザイン化したものであり、いつのときも私たちの心は、仕事を通して美しい郷土の自然を大切にしていきたいという思いでいっぱいです。
　糸魚川市では平成１６年８月から「市設置型浄化槽推進事業」という新しい取り組みも始まります。私共も長年積み重ねた技術と経験により、お客様の期待を決して裏切ることの無いよう一丸となって取り組む所存であります。
　これからも「顧客様との信頼関係を大切にし、快適な生活環境を提供することを責務とする。」をモットーとし、今まで以上に社員一同精進努力をしていきますので、どうぞこれからも末永いご愛顧を頂けますようよろしくお願い申し上げます。